いつまでも、安心して住める家づくりをめざして・・・
スーパーウォール工法とは、株式会社LIXILトステム独自の高性能なスーパーウォールパネルと高断熱サッシ、計画換気システムが生み出す、高気密・高断熱・高耐震構造の家です。
家の中全体の気温差を一定にし、「どこにいても夏は涼しく、冬は暖かい」という理想の環境を実現し、ダニやカビの原因となる結露も防ぎます。
また耐震性にも優れている為、地震の多い日本でも安心な住宅構造です。
玄関ドアやサッシには、アルミと断熱性に優れた樹脂素材(アルミの1250倍)を使用しております。そうした複合構造にすることによって
外気の影響で室内の温度が変化することを防ぎます。
また基礎の内側や床にも断熱施工を施している為、床からの温度変化も防ぎます。
換気システムには、
■第一種換気システム
■第二種換気システム
■第三種換気システム
の3つの種類があります。
家から空気を排出する部分のみにファンを取り付ける「第三種換気システム」、また家に空気を取り入れる部分のみにファンを取り付ける「第二種換気システム」に対し、長澤工務店では、空気を排出する部分と取り入れる部分両方にファンを取り付ける「第一種換気システム」を採用しております。
これにより、各お部屋全体にしっかりと空気を循環することができます。
エコエア90とは・・・
第一種換気システムの中でも、温度と湿度をコントロールできる一般的な「全熱交換型」、これをさらに進化させた換気システムです。
世界トップクラスの熱回収率を実現し、より優れた省エネ性を発揮します。
夏、クーラーを消すとすぐ部屋の中が暑くなる・・・
冬、暖房を消すとすぐ部屋が寒くなる・・・
そんなお悩みをお持ちではないですか?
スーパーウォール工法は保温性に優れている為、そんなお悩みが一気に解消されます。
満足のいく家づくりは一にも二にもまず準備。奥さん任せでは失敗します。
Ⅰ.業者を探す前に、見て歩く前に、まず準備!
まず一番最初にして欲しいことは、準備です。業者を探し始める前に、見て歩く前に、まず準備をして下さい。それが家づくりを成功させる第一のカギになります。
では、どういう準備をすればよいのでしょうか?そのうちのひとつは、まず予算のことです。実に当たり前のこと、予算をきちんと計算しておくことです。
ご自分がいくらまでのローンを組めるかもわからない人は結構多いようです。いくらの融資を受けられるかは、ご自分の年収と銀行や公庫次第のところがあります。それだけに、総額でいくらの予算が組めるかについては、見えにくいところがあるでしょう。その場合、自分たちがいくらまでなら月々返済可能か(ボーナス時にはいくらまでが可能か)をきちんと計算しておけばいいでしょう。その金額をもとに建築会社とも相談を進めていけば大体間違いありません。
次に準備しなければならないことは、自分たち夫婦の話し合いをきちんと煮詰めておくことです。二世帯にするのであれば、両親ともきちんと話して、煮詰めておくことです。何を煮詰めておくか。これが重要なことです。
意外なことに家が欲しい人は、わりと家が欲しいというだけで、『どういう家が』という部分について欠けていることが比較的多いようです。しかしこれでは、満足できる家を手に入れることは難しくなってしまいます。家は手に入れて住んでみて初めてその良さが分かるものです。手に入れたというだけの満足はほとんど一年も続かないでしょう。住んでみての部分が大切なのです。だからこそ煮詰めておいて欲しいのです。出来るだけ先々のことまで考えて。
コンセプトは、いろいろあるでしょう。子育てのための家。趣味の家。体を休めるための家。終の棲家。仕事場兼用の家。家族の集まる家。ご主人の願い。奥様の希望。子供たちの好み。いろいろな要素があると思います。そういう様々なことを、自分たちが重要と思うことから順にきちんと整理しておくのです。
この作業をしておくのとしておかないのとでは大きな隔たりが出てきます。業者を選択するための視点にも関わってきますし、その後の打ち合わせなどの進み具合も違ってくるでしょう。業者側としてもニーズをつかみやすい分、提案するプランは意に沿ったものを出しやすくなります。
もちろん設計まで考える必要はありません。それこそプロに任せればよいのです。しかしプロに任せる前にきちんと希望を整理しておくことです。箇条書きで構いません。子供を伸び伸びと育てたい。顔の見えるつくりにしたい。自然と会話の出来るスペースを作りたい。子供がひきこもらないように開放的にしたい。ほっとできる空間にしたい。居間は天井を高くとりたい。お風呂は足を伸ばして入れるように・・・・・
必要な部屋ごとにこうしたいということを整理して、それに箇条書きにしていけばよいのです。そしてそれに必ず優先順位をつけておくのです。お金をかけたらかけただけよくなるのは確かです。しかし当然予算との兼ね合いもあるでしょう。そのために優先順位をつけておくのです。そうしておけば後から足し引きをしておくことが簡単に出来るからです。
そうやってご夫婦(ご家族)できちんと話し合いをして整理しておくと、自然と夫婦間の役割分担もはっきりしてきます。キッチンや水廻りは奥様のこだわり。家そのものの構造体や居間の雰囲気、書斎などはご主人がという風に。それぞれの意見を聞き相談しておくことで、ご自分の考え方も整理されてくるものです。
大きなお金を出すのです。きちんと何を希望するのかを明確にして、少しでもその希望に近づける努力を怠らないことです。家づくりは一大事業です。人生最大のプロジェクトです。その中心になるのは、あくまでもご自分たちであるということをきちんと認識しておくことです。そして中心であるのなら、家が手に入ればいいんだ式の考え方ではなく、もっと積極的に自分たちが満足できる家を真剣に考えておくことが重要です。
家づくりは大変なことかもしれません。けれど夢を実現させることなのですから、楽しいことでもあります。マイホームの夢は・・・・ と想像を広げると「窓がこうでドアがこうで、ベランダがあって・・・」と、外観デザインを一瞬考えるのでしょうが、その後のほとんどを「居間はこんな広さで、こんな風がいい、寝室はこんな壁にして、子供部屋は・・・・・」という間取りを想像していくようです。理想的な家にするためには、それでよいものだと思います。自分たちがどんな生活を新しい家でしたいのか、まず想像から始めることは大切です。
その想像から始めるのが家づくりを楽しむ秘訣かもしれません。楽しむことから初めて、少しずつまとめていけばいいのです。
ただし、あまり今現在の生活や習慣とかけ離れすぎる夢は見ないこと。例えば、和風の生活を送っていた人が突然洋風の生活を夢見ても、あまりにも今までの生活と様変わりし過ぎて、自分でついていけなくなってしまします。
また、「妻に任せた」をしないこと。これではいい家は建ちません。これはご主人に対する提言です。最近はずいぶん変わってきつつあるようですが、それでも多いのは、「俺は仕事が忙しいから、妻に任せた」もしくは「業者に任せる」式の人たちです。
「家のことは妻に任せたので」家のことは分からないというのはご主人に多いパターンです。これは家づくりではダメ亭主の見本といってもよいでしょう。
お金を出しさえすれば、責任は果たしたと考えるのは大間違いです。こういう人に限って「この家はほとんど妻の好みで建てられたもので、俺の知らないところで出来た家だ」と言ってはばからないのです。挙句の果てに「俺の夢はかなわなかった」といかにも不満げに言い出すのです。
任された奥様たちは、業者との打ち合わせはするものの、自分のこだわりたいキッチンや寝室などの部分以外はほとんどが業者にお任せになりがちです。これではいい家、満足できる家になるはずもありません。
特に構造体に関わる部分、性能に関わる部分は奥様たちにはあまり興味のないところです。一番肝心な部分であり、様々な満足感を生み出してくれるはずの部分であるにもかかわらず、業者が一生懸命説明してもほとんど聞いていない状態に等しく・・・・・・。
女性にとっては、あまり断熱だの気密だのという話は楽しいものではないようです。興味がないのですから、どんなに説明しても仕方がない。で結局、いいかげんなところに収まってしますのです。極端な物言いです。ちょっと偏った言い方かもしれません。しかし、結構多い話なのです。
男子たるものなどと古臭いことを言うつもりはありませんが、自分にとっても一生にかかわる問題なのです。お金を出したからそれで責任を果たせたなどと考えずに、ご主人もきちんと参加すること。奥様は必ずご主人を引き込むようにすること。何も一人で責任をかぶる必要はありません。人任せにしない、させないことです。
家づくりにおいて「坪いくら」という言葉をよく耳にしますが、この「坪いくら」という金額はまやかしでしかないのです。数字を作るのは簡単です。それゆえに家を金額で比較することは、実際まったく意味がありません。
見てくれの価格を下げようと思えば、いくらでも出来るのです。最低ランクの仕様で見積もれば、坪単価はグッと抑えることが可能です。
家の値段が上がるのは、住まい手の満足を満たそうとするからです。例えば、女性の一番こだわるところはキッチンです。通常の仕様のキッチンを80万円で見積もっている会社で、200万円のキッチンに仕様変更を希望すると、差額が120万円。仮に40坪の家で換算すると、それだけで坪単価3万円も変わってしまうことになります。住宅は細かい仕様の積み重ねです。ひとつひとつの小さな仕様変更を重ねるだけで、坪単価は大きく変動してしまします。
一般の人は、坪単価で住宅会社を比較しがちです。「あそこは坪いくらで高いけど、こっちは坪いくらで安い」などと比較して、選択の基準にしているようです。しかし坪単価で比較しても全く意味がないと言わざるを得ません。なぜなら比較するとA社とB社は、設計も違えば仕様も異なるからです。
同じ設計、同じ仕様で比較すれば安い高いも意味はあるでしょうが、違うものを比較しても意味はありません。極端な話、コンクリート造の家と木造の家を価格だけで比較しても何の意味もないということです。比較すべき部分はもっと他にあります。だから、坪単価は何の意味もない数字の羅列なのです。
家中が暖かく(涼しく)なるには、当然冷暖房器が必要となります。冷暖房器なしで、暖かいとか涼しいとか宣伝されている家があるとすれば、多少疑って考えた方がいいでしょう。最近は太陽光を取り込んで、家を暖めたり、空気を循環させて、夏涼しくさせたりという住宅が多く見受けられるようになりましたが、それでも全く冷暖房が要らないかというと、なりがたいと考えられます。
宣伝文句をいえば、冷暖房費が半分以下になるというのも見受けられます。これもそうでしょう?オーバートークと見ておいた方が無難かもしれません。
とはいうものの、快適さを求めるばかりに、ガンガン冷暖房して、家中を暖めたり、冷やしたりするのでは、エネルギーの無駄遣い。あまりにも芸がなさ過ぎ、意味がありません。なるべく少ないエネルギーで実現できてこそ、本当に「快適」といえるのです。では光熱費が少なくてすむ家は実現可能なのでしょうか?そんなことはありません。可能です。
冷暖房でトクをするといっても、現実的に光熱費そのものは普通の家とは、それほど変わらないものになるでしょう。ではどうトクをするかと言うと、これまでかかっていた冷暖房費で、家全体を暖めたり冷やしたりすることが可能となるのです。
従来の家では、居間と寝室くらいを暖めるのがやっとの燃料代で、家中の温度差をなくし、快適にすることが出来るのです。これが居間、需要の増えている「高気密・高断熱住宅」つまり、「高性能住宅」です。
家の中に温度差を作らないということは、住む人にとって快適であるばかりではなく、結露を発生させないという役割を持っています。結露を発生させずに、家を腐らせない。絶対に必要なことなのです。必要なことを、これまでと同じ程度の冷暖房費で済ませることができる。ゆえに冷暖房費でトクをできるといえるのです。
余談ですが、この燃料のお話は、あくまでも同じ大きさの家で比較した場合のお話です。建て替えをする場合、以前の家よりも大きな家をつくるケースが多いようですが、その場合は大きさが違うのですから、冷暖房費がもう少しかかるのは当たり前です。ご注意を。
①アトピー性皮膚炎や風邪を予防できる家
アトピー性皮膚炎は、人につくカビが原因のケースがあるそうです。ぜんそくもカビやダニがアレルギーの原因となり発作を起こします。風邪のウィルスは湿度の低いときと、湿度の高いときに多く繁殖します。
つまり、これらの病気はすべて、湿度コントロールの可能な家ではある程度押さえ込むことができる可能性があるということです。
花粉症も、室内に花粉が入り込むことを防ぐことができたなら、その症状が緩和されても不思議ではありません。また、入り込んだ花粉は、換気システムがしっかりと作動していれば、外に追い出してくれて室内はクリーンな環境を保てます。(ただし、気密性が低い住宅では換気システムは正常に作動しません。)
②冷えや寒さ・暑さが原因で起こる病気
肩こりや冷え性、神経痛やリュウマチ、腰の痛みなど、寒さが原因となる症状の緩和も、快適な温度に保てる家ならば、良い環境にあることは間違いないでしょう。心臓病や脳卒中などの病気は、血管の収縮が急激に起きたときに発作を起こす危険が高くなります。この血管の収縮が起きる一番の原因は急激な温度変化です。
暖かい部屋からトイレなどに行こうと急に寒いところに出た瞬間がキケンなのです。寒いと思った瞬間に、体が縮こまる経験は誰でも持ってると思いますが、あの瞬間血管も縮こまっているのです。ところが、血液は変わらずに流れようとします。それで、血管に無理がかかり、切れてしまったり、破れてしまったりということが起こります。これが脳卒中であったり心臓病であったりするわけです。これをヒートショック現象(またはコールドショック現象)といいます。
ちなみに、暖かい家の中から外に出るときは、ある程度覚悟をしてそれなりの心構えや支度をして出るため、あまり恐ろしいことにはならないそうです。無防備な家の中だからこそ恐ろしいのです。
このヒートショックを有効に防ぐ手立ては、家の中の温度差をなくすことが一番なのです。家中が快適な温度であれば、心臓や血管に負担がかからず、発作が起きる危険性を少なくしてくれるということなのです。
夏の暑さは、心身の疲労回復の妨げになります。睡眠をとりにくく、ストレスがかかります。こと精神的なストレスという意味では暑さの方が大きいのかもしれません。
体にやさしい家は、人の抵抗力を弱める?
「そんなに体にいい場所に常にいたらかえって体が抵抗力をなくし、弱くなってしまうのではないか」そう思う人もいるでしょう。
しかし、家は薬でも健康機器でもありません。まして無菌室でもないのです。人が抵抗力をなくすような心配は少ないでしょう。反対に、家はくつろいだり体を休める場であることが主であり、体を鍛えることが主となる場でもないはずです。
人にやさしい家であることは、大切なことです。お金では買うことができない家族の健康を守ってくれることも、家の重要な役割のひとつだと考えるべきだと思います。
夢のような良いところばかり並べておいて、欠点を明記しておかないのはフェアじゃありません。きちんと説明しておきたいと思います。
①音が気になる
高性能な家の一番の欠点は、やはり音の問題です。例えば、1階にいて②階を誰かが歩くと足音が響く。トイレの水の流れる音が気になる。1階のテレビの音が2階まで響く。換気のファンの音が気になる。これら全てのトラブルが必ず起きるわけではありませんが、トラブルの中で一番あるのはこういった音の問題です。
気密性が高く、外からの音を家の中に伝えにくい分、家の中で発生した音も外に逃げることなく反響してしまうのです。
この問題については、1階の天井と2階の床との間にグラスウールを敷いたり、音を吸収する特殊なものをおいたりと様々な方法で解決しようと試みているようですが、なかなか決定的な対処方法が確立されていないのも現実です。
同じ家族が発している音であり、一緒に暮らしている息づかいのようなものなのですが、それでも気になるかもしれません。特に音に関しては、感覚の部分で感じ方も人それぞれですので、厄介な問題のようです。
②暑い!
夏涼しく、冬暖かいのが最大の特徴である高性能住宅で起きるトラブルのひとつに暑さ・寒さに関するものもあります。やはり欠点といえば、欠点でしょう。特に度の過ぎた夏の暑さに対しては、クーラーにも能力の限界があるということです。
通常、高性能住宅にクーラーを設置する際には、どの程度の能力が必要となるか、あらかじめ計算をして設置します。熱量計算と呼ばれるものです。これは外気温を32℃に設定して室温を28℃にするためにはどれだけの容量があれば、この広さを冷やすことができ、電気代がいくらくらいになるのかをシュミレーションを起こせる計算です。
ところがこの計算よりも上の温度に連日さらされた場合、つまり32℃以上の日が何日も続いた場合、設定よりも負担がかかることにないりクーラーの方が負けてしまい、涼しくならないのです。もちろん全く涼しくないわけではないのですが、涼しくするのが追いつききらないといった方が正しいのでしょうか。
高性能住宅とは、高気密・高断熱住宅です。高気密・高断熱住宅と耳にすると、どうしても北方型の住宅のイメージが強いようです。事実日本では北海道を中心に発達してきました。しかし、現在の高性能住宅はすでに北方型住宅の域を越え、その地域地域に根ざした形の住宅に生まれ変わりつつあります。
その典型が夏の暑さに対する考え方です。北海道の夏はご存知のように暑さをほとんど厳しいと思う間もないくらいに通り過ぎてしまいます。また梅雨も基本的にはありません。つまりは、暑さに対してはそれほど考えなくてもよい環境にありました。しかし北海道以南の地域で暑さを無視した家ではとんでもない家になってしまいます。
吉田兼好が徒然草で書いたように「家は夏を旨とすべし」は高性能住宅でも当てはまるということです。風が通り抜けて開放的にという考え方は、高気密・高断熱においても考慮すべきことなのです。夏のことをきちんと考えたものとするという基本的な部分は共通していなくてはならないということです。
特に、陽射し・・・、日射対策はきちんとしていなくてはならないでしょう。例えば、窓を熱反射式の窓にすることは大切です。小屋裏部分に太陽熱がこもらないように断熱を強化することや遮熱を考える。これらの対策がとられて、高性能住宅は今もなお進化し続けています。進化し続けることで、よりその地域にあった形に変化を遂げ、北方型住宅であったものが、本当の意味で日本型住宅になりつつあります。
脱nLDKスタイルの家
これまでの間取りという言葉の裏には必ずn-LDKという考えがありました。寝室+子供部屋+客間代わりの和室を加えて、もちろんリビング+ダイニング+キッチン。日本人の間取り観の中に無意識に刷り込まれていました。
この考え方というのは、実は生活様式を限定し、空間を狭めてきたのではないでしょうか?そろそろ古い間取り観を捨てて、『今』の生活様式にあった間取りを考えるべきではないでしょうか?
個室のあり方
壁で仕切った個室を用意することで、光も風も入らなくなるなど、失うものは大きいです。大体将来のことをあれこれ心配して設計してもその通りにいかないころはよくあることです。それならば、10年後の心配をするより、今から10年間の開放感を大切にする。壁で仕切りたくなれば、そのときに仕切ればいいのです。家づくりはそれくらい柔軟に考えていた方がうまくいくようです。
3つのフリー
家づくりにはケミカルフリー、メンテナンスフリー、そしてバリアフリーが必要です。
①ケミカルフリー
現在日本の家は、高気密化され、しかも防腐剤、溶剤などの化学物質が多く不健康です。本来日本の気候を考えると風通しの良い方が家をつくる上で重要なのですが、採算や、効率を重視し壁式の箱の家になっています。これらが要因となって、シック ハウス病等のアレルギーを生み出しているのです。大切な事は健康を守る事です。明日の活力を生み出す家には、天然素材を多用するほかありません。さらに重要なのは室内の空気の流れです。いわゆる通気性ですね。室内の縦横を空気が流れ湿気も抑え、滑らかな空気が流れる室内にすることが大切だと私は考えます。
②メンテナンスフリー
メンテナンスフリーとは、つまり高耐久性で、安全性の高い住まいづくり、ということなのです。老後まで考えた家が2~30年で老朽化してしまったら、不安ですね。基礎では鉄筋入りのベタ基礎や二重基礎にする、また、柱と梁の間に補強板を入れるなど、リフォームの際にもできることはたくさんあるんです。ちょっとした工夫で家や家族を守ることだってできます。すべては老いてから高額の修繕費がかからない様に今することです。
③バリアフリー
バリアフリーって本当は何だろう? こんな問いかけをしたことはありますか?一般的には段差を無くす事ですね。でも、温度差も重要なんです。浴室やトイレ、寝室など意外に温度差のある部屋は多く危険です。そこで、床暖房や、ろうかや脱衣室、浴室を広めにするなどして温度差を少なくする事です。